緋汰しっぷ


「ただ必要とされたかったーーそれが愛じゃなくても」
拓海の所属するゼミには、ひときわ目を引く美しい学生がいる。
麗しき双子の兄妹として有名な、深森雪弥ーーその兄のほうだ。
近寄りがたい印象とは裏腹に、彼は思いのほか親しみやすく、
拓海は少しずつ距離を縮めていった。
ただ、彼が語る「好きな人」の話がやけに気にかかる。
過度に束縛されながら酷い扱いを受けている様子の雪弥を
心配した拓海は、どうにかしたいと踏み込んでいくが…。


































緋汰しっぷ
「ただ必要とされたかったーーそれが愛じゃなくても」
拓海の所属するゼミには、ひときわ目を引く美しい学生がいる。
麗しき双子の兄妹として有名な、深森雪弥ーーその兄のほうだ。
近寄りがたい印象とは裏腹に、彼は思いのほか親しみやすく、
拓海は少しずつ距離を縮めていった。
ただ、彼が語る「好きな人」の話がやけに気にかかる。
過度に束縛されながら酷い扱いを受けている様子の雪弥を
心配した拓海は、どうにかしたいと踏み込んでいくが…。